家族計画、妊娠時の注意

多産も妊産婦死亡のリスクの一つ。ということで避妊や家族計画も重要な教育の一つ。そこで、避妊ピルの使用も勧めています。とはいえピルを飲むのは抵抗がある人が多く、なかなか普及していません。

妊娠時の注意としては処方薬以外は服用しない、腹痛を感じた時は即受診するといったことや、出産前に誰に介助してもらうか決めておくといったことを強調しました。
写真は危険なお産の兆候を参加者に書いてもらい、勉強会を行っています。

【講演&茶話懇談会】カンボジアの女性たちと働いた5年間

PHJカンボジア事務所の元所長(現在は東京事務所で海外事業を担当)中田が、カンボジアの農村部で5年間働いてきた経験やそもそも国際協力に取り組んだきっかけなどを話します。
また中田は講演会の直前までスタディツアーのアテンドのためカンボジア出張していますので、カンボジアの農村でいま何が起こっているか、もお伝えできます。
国際協力の分野で働きたいと考えている方、就職で悩まれている方、カンボジアに興味のある方、どなたでもお気軽に参加ください。
■日時:9月28日(土) 13時30分~16時まで
■場所:武蔵野プレイス フォーラム4F
JR中央線 武蔵境駅 南口 徒歩1分
http://www.musashino.or.jp/place.html
■参加費用:無料
■主催:むさしのスカーレット
■このイベントに関する問い合わせ:0422-55-7968(担当:高田)
■ピープルズ・ホープ・ジャパンに関するお問い合わせ:0422-52-5507(担当:南部)

ベトナムから報告のために来日!

乳がん検診推進プロジェクトのコーディネータージュンさん、ウイメンズユニオンのウォンさん、タイのジラナン所長とともに来日しました。来日の目的はこの事業を支援していただいている横河商事株式会社様への活動報告です。
写真は横河商事様オフィスでのプレゼン前の写真。
下列右端がジュンさん、中央がウォンさん、左がPHJタイのジラナン所長。上列中央が横河商事の神谷理事、右端がPHJ東京スタッフの蓮見、左端が塩田。

プレゼンでは活動の背景から、活動の核となるウイメンズユニオンの紹介、活動の内容や実績などを紹介しました。メイントレーナーのジラナン所長も詳しい自己触診の内容について紹介。
プレゼン後は日本の食事を堪能していただきました。

東京事務所のスタッフが視察

東京事務所スタッフの畑が8月にチェンマイへ出張。活動を視察してきました。
実際に活動を目にするとヘルスボランティアの働きに驚かされます。彼女達が日々村の女性に啓蒙しなければ、このキャンペーンにくる女性は数少なかったことでしょう。
下の写真は受付を行っているところ。

さらに乳がんの自己触診法も伝授しています。教えているのはPHJタイのスタッフ、ジョイ。乳がん、子宮頸がんの正しい知識を伝えながらも持ち前の明るさで盛り上げていました。

楽しむことの大切さ

東京事務所のスタッフ中田がベトナムへ活動視察に行ってきました。
下は自己触診検診をベトナム・ウイメンズユニオンのトレーナーが教えている様子。

グループワークの結果を発表し、意見交換も行われました。
ベトナムでの活動のトレーナーとなっているPHJタイ事務所のジラナン所長はこの日の活動を見学し、「参加者がもっと楽しんでできる工夫を!」というアドバイスが。
真剣に取り組む課題ではあるけれど、活動を継続させること、普及させること、を考えると、参加者が楽しめることも重要。というのがたくさんのトレーナーを育ててきた経験者の意見なのでしょう。

またトレーニング後には今後の改善点など細かな課題に対して真剣な議論が取り交わされました。

大切な芽を切る犯人は?

大切に育てている作物の芽が切られてしまう事件が発生しました。
犯人は沢蟹。おとぎ話のような事件ですが、本当の話です。
そこで、下の写真のように棚の上に苗を植えて、沢蟹対策を施しました。。

そうした被害はあったものの、順調に収穫はできているようです。

空芯菜を収穫中。

きちんと分配してますね。

手術してから2年、元気にしていますか。

2011年に心臓病の手術を終えたパットちゃん、6歳。手術後の経過を見るためにPHJのスタッフが家庭訪問をしてきました。
下は2011年の手術を終えたばかりのパットちゃんの写真。

そして今は
こんなに成長しています!

手術を受ける前は疲れやすかったのですが、手術後は元気に生き生きと暮らしているようです。
パットちゃんはダウン症の子供のための寄宿学校に通っている、とのこと。
手術後の数年たってからの家庭訪問で元気なことが確認できる、これが手術支援をしていて何よりもうれしい瞬間ですね。

ミュージックセラピーを体験

月一回の定例会で障害児や慢性疾患児とその家族が集まり、
ミュージックセラピーを行いました。
たとえば手を使って打楽器のように音を鳴らし、
いろいろな音を出してみたり、歌を歌ったり、といったことをしました。
さらにリズムにのったりやテンポを刻んだりして体で学ぶ時間を過ごしました。
ミュージックセラピーの目的はストレスを和らげること。

終わった後は患者さんもその家族もリラックスした表情で笑みをうかべていました。
体を動かしたり、リズムを楽しんだりすることは、
子供にも大人にも良いことなのですね。
ストレスの多い現代人、普段の生活に取り入れてもよいかもしれません。

保健センター運営委員で充実した話し合い

タノッチュム保健センターでは最近利用者が減っているため、運営委員会議では「なぜ村人が保健センター離れ」を起こしているか、について話し合われました。
この種の議論は漠然と理由を出し合うだけで終わることが多いのですが、ここでは家族計画、産前ケア、出産、産後ケア、一般診察といったサービスごとに来なかった理由を出し合うところから議論が始まりました。
右に立っているのが保健センター長です。

サービスが異なれば、訪問しない理由も異なる、というわけです。
たとえば「出産」の場合は保健センターではなく搬送先の病院に直接行くことが多い、
「産後ケア」ならそもそもこのサービスそのものが定着していない、などの分析が現れました。
このように客観的で具体的な分析を行う議論ができるようになったことは大きな前進です。
問題が起きても、対処がきちんとできるようになれば、自立して運営ができるようになる、ということですね。


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