9月14日から2週間、タッコン郡のミャウミイェ地域保健センター及びニャオルン地域保健センターを中心とした地域において、現地調査を実施しました。
各地域での調査では、地域保健センターの医療スタッフに協力を仰ぎながら、アンケート調査を行うスタッフの手配、移動手段の確保、調査トレーニング、調査を進めてきました。
各地域保健センターでは、助産師、公衆衛生スーパーバイザー、保健アシスタント等の医療スタッフが調査実施地域に同行し、現場での取りまとめをPHJスタッフと共に行ってくれた為、スムーズに進めることができました。調査には、普段訪問しているアレージョン、カンター村以外の地域も含まれたため、通常のタッコンタウンシップ訪問時に訪れることができない、中心からかなり離れた地域を訪問できたことは有意義であったと感じています。
PHJスタッフによる現地調査の為のトレーニングの様子
助産師より、調査についての指導を受けるボランティアスタッフ
ボランティア調査員が村のお母さんに聞き取り調査を行う
投稿者: phj
4歳の男の子の心臓手術をサポート
タイくん(ニックネーム)は、4歳。チェンマイにおじいさんと一緒に住んでいて、時々おばさんの家に滞在することもあります。タイくんの母親はまだ十代。チェンマイから少し離れたランプーン県の工業団地で働いており、ひと月の収入は約6000~8000バーツ(20000~27000円)です。
「早産で産まれたものの、特に目立った病気もなく、普通の子どものように育った。」母親はこう話していましたが、タイくんの身体がとても小さいことを気にかけていました。ある時、地元の病院で検査を受けたところ、心臓に疾患がある事が分かりました。その後、別の病院を経て、最後はサポート体制が整ったチェンマイ大学病院に移り、2015年9月17日に心臓手術を受けました。現在は回復に向かっているようです。
病室のベッドでカメラに向かってポーズをするタイくん
回復に向けて、タイくんもがんばりました
タイくんとその家族から、お礼のお手紙が届きました。
To. PH-Japan, Daiichi-Sankyo (Thailand) Ltd. and Chiang Mai University Hospital.
Our family would like to thank PHJ for a great project that helped us with spending less money and building more confidence and strength in ourselves. We would like PHJ to continue implementing this great project in the future and forever. Thank you very much
(From Tie’s Mother )
「私たちの家族の収入だけでは、とうてい手術を受けることはできませんでした。私たちを援助し、励ましてくださったことを深く感謝します。このプロジェクトがこの先も続くことを願っています。」 (タイの母)
タイくんからもかわいいお礼の手紙が届きました
むさしの国際交流まつりに参加しました
今年も多国籍なカルチャーが体験できるイベント「むさしの国際交流まつり」が行われます。
外国人講師による体験教室”文化体験ミュージアム”、各国の方ががそれぞれの家庭のおやつを用意してくれる”多文化カフェ”、手作りおもちゃや、会話レッスンなどのワークショップなど、さまざまな国の文化を体感できます。
PHJもブースを出展し、支援国での活動内容や2016カレンダーの紹介、多言語紙芝居などを行う予定です。
日時;11月15日(日) 11:00~17:00
会場:スイングビル2、9、11F(武蔵境駅北口徒歩1分)
詳細はこちら
過去のイベントの様子
武蔵野プレイス「市民活動の森」展示に参加しました
PHJは10月10日から15日まで 武蔵野市境南町2-3-18 武蔵野市立 ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス
1階ギャラリーで開催される「市民活動の森」展示で 7番ブースで東南アジアでの母子保健改善活動と「アジアの動物カレンダー2016」の紹介をしています。どうぞお立ち寄りください。
市民活動の森の案内はこちらから
15団体の紹介がわかりやすく展示されています
PHJのブースでは活動紹介と2016カレンダーのご案内をしています
千葉経済大学のNPO勉強会に講師として招かれました
9/18、千葉経済大学にて開催されたNPO勉強会で、PHJスタッフが講師として招かれ、「NPO活動と企業の支援」と題してお話をさせていただきました。
藤森ゼミと経営者・起業家コース共催にて開催された勉強会で、
NPO活動に関心のある学生1,2年生を対象に、PHJの活動紹介と企業からの支援活動についてのレクチャーを行いました。
・NPO活動と企業の支援活動の関係がよく理解できた
・NPOで活動するためにはどんな資格や能力が必要か
・社会人を経験してからが良いか、最初からNPOでの活動をした方がよいか等の質問がありました。
千葉経済大学のホームページにも記事をご掲載いただきました。
企業からの具体的な支援事例について紹介しました
藤森ゼミ、経営者・起業家コースのみなさんとスタッフ北島
2019アジアの動物カレンダー募金
ピープルズ・ホープ・ジャパンのチャリティカレンダーです。
カンボジア、ミャンマー、日本の子どもたちに
干支の動物を描いてもらいました。
1年間、それぞれの国の味わい深い動物の絵をお楽しみいただけます。
■1000円の募金につき、カレンダー1部を差し上げます。
ネット決済で寄付する
>>クレジットカードで寄付する
お申込みと決済が一度に行えます。(VISA/MasterCard記載のクレジットカード)
銀行振り込みで寄付する
口座名 ピープルズホープジャパン
・みずほ銀行 三鷹支店(普通)1357971
・三菱UFJ銀行 三鷹支店(普通)1524692
・ゆうちょ銀行 (記号)10120 (番号)99472271
※入金前にお申込みフォームにて 「カレンダー募金」にチェックして、支援金額、お名前、連絡先を連絡ください。
【ピープルズ・ホープ・ジャパンへの寄付は認定NPO法人への寄付金として、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。詳細はこちらをご覧ください。】
2019年版はこんなカレンダーです。
【仕様】
・祝祭日記載
・次月記載
・片面A4サイズ(広げるとA3サイズ)
クリックすると拡大して表示されます。
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![]() ▲表紙 |
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■カンボジア、ミャンマー、日本の子供たちが絵を描いています。
「干支の動物」をテーマにカンボジア、ミャンマー、日本の子供たちがそれぞれ子供らしい色鮮やかな絵を描いてくれました。
▼カンボジアの子供たち
▼ミャンマーの子供たち
▼日本の子供たち
東京事務所のある武蔵野市にある学童や院内学級の子供たちに描いてもらいました。
▼子供たちが描いてくれた絵
個性豊かな楽しい絵ばかりで選ぶのが大変です
カンボジアやミャンマーの子供たちにとって絵を描く機会は多くありません。
このカレンダー募金を通して子供たちは絵の描き方を学びとても楽しんで絵を描いてくれました。
素敵な絵がたくさん集まっているのでみなさんお楽しみに!
新たな専門学校で第三期がスタート
2015年8月14日、青少年のHIV/ AIDSプロジェクトの3年目の式典が開催され、チェンマイ県保健局、高等専門学校関係者、ピアエデュケーターおよびPHJスタッフが参加。 72名が出席しました。新しい専門学校において第三期のプログラムがスタートしました。
既に支援プログラムが終了した第二期のピアエデュケーターと職員がその経験を享受し、第三期プログラムをスタートする生徒と学校職員には、とてもいいモデルとなりました。。ピアエデュケーターは意見交換や調査も行い、そこでの意見や成果は、青少年年のHIV/エイズ予防プロジェクトのカリキュラムや教材の開発にも役立てられています。
式典には保険局や政府関係者、教育関係者など幅広い層の人々が参加
ベースラインの調査を行う生徒たち
サブセンターの建築に温かいご支援
ミャンマーでの活動を展開するにあたり、急務の課題であったサブセンター(助産診療センター)の建築に、このたびNTTファイナンス株式会社様から支援をいただけることが決定しました。同社様には、創立20周年時(2005年)、PHJのインドネシア母子健康改善プロジェクトで地域保健・保育センターを寄贈により、現地の保健状況改善にご協力いただいた経緯があり、創立30周年である本年も社会貢献の一環として、サブセンター建築にご協力いただけることとなりました。
9/14(月)、NTTファイナンス株式会社様にて贈呈式を開催いただき、PHJ理事長小田、代表廣見らが出席。サブセンターの完成で確実に向上するミャンマーの母子保健サービスについてご説明をさせていただきました。サブセンターは、農村部のKANTAR(カンター)村に建築が決定。着工に向けて準備を進めています。
助産師訪問モニタリングを実施
保健センター助産師のモニタリングを実施しました。保健行政区内の11保健センターのうち、今月は3モデル施設を含む7施設でモニタリングを実施。各保健センターを訪問し、チェックリストを使用して助産師の母子保健サービス(妊婦健診)に関するスキルを評価した結果、一番低い成果率の村で70%、高い村は87%、8保健センターの平均は79%と高く、全体的にスキルが高いことがうかがえました。
また、6月に病院実習に参加した4名の助産師全員をモニタリングし、3名が平均点以上の結果。病院実習に参加した助産師の方が、参加しなかった助産師よりも必ずしも結果が良い訳ではないという意外な結果も出ました。元々の各助産師の知識・スキルや能力の違いにもよりますが、いずれにせよ病院実習に参加してすぐに結果の出るものではないため、助産師の知識やスキル改善を目指し、引き続きモニタリングを実施していきます。
妊婦の血圧を測る保健センター助産師
妊婦に対して問診を行う保健センター助産師
ティルタヤサ自治区での活動が終了
2004年より支援を行ってきたティルタヤサ自治区(トゥンダ島を含む14村)での活動が7月末で終了しました。母子保健改善活動、地域医療・保健強化支援、栄養改善活動の面で、サービス向上を目指し活動を進めてきた結果、母子保健改善活動では、下記のような成果が見られました。
医療施設出産率 (%) 2004年以前:0% → 2013年:89.9%
自宅出産率(%) 2004年以前:100% → 2013年:9.8%
助産師介助出産率(%) 2004年以前:46.7% → 2013年:97.7%
伝統的産婆介助出産率(%) 2004年以前:10% → 2013年:1%
9月より今までの活動のノウハウを生かし、伝統的産婆介助出産率の高い新事業地ワリンクルン自治区で活動を展開していく予定です。
助産師による定例講習受ける妊産婦たち
講習後、定期健診を受ける妊産婦