東ジャワ州ポノロゴ県に視察へ

現在、バンタン州セラン県で実施している地域保健医療システム強化事業ですが、新しい候補地の視察として東ジャワ州ポノロゴ県に行ってきました。
ジャカルタの東600キロ、初めて夜行特急列車(11時間)に乗り現地に向かいました。
ポノロゴ県は東、西、南を高い火山に囲まれており、非常に乾燥し蒸し暑く、川は干上がって水が一滴も無い状態でした。
保健状況もセラン県とは異なっているため、今後じっくり調査研究を要すると考えています。

破傷風の予防接種を受けましょう!

セラン県で行っている月例母子保健教育活動ですが、今月のテーマは「妊娠期にすべきこと」「妊娠期に気をつけること」でした。
「すべきこと」の中で特に強調したのは、破傷風の予防接種でした。これは妊婦を破傷風から守るだけではなく、胎児・新生児にも免疫をつけ、へその緒から感染しやすい破傷風を未然に防ぐためです。
数年前までは小児破傷風はセラン県での新生児・幼児死亡の主な原因となっていました。この地域の貧困の家庭では床が土壌であるため、新生児や幼児が破傷風に感染するリスクが非常に高く、妊娠期の予防接種を奨励し、リスクを回避しようというのが目的です。

数ヶ月雨が降らない影響で…

栄養改善教育を実施しているインドネシア・バンテン州では、数ヶ月も雨が降らない状態が続いている影響で、
灌漑用水も涸れており、菜園の状態は非常に悪化しています。

そのうえ、人々の水源となっている河川が工場排水で汚染され、菜園にも使用できない状態となっています。
(汚染からの悪臭のため、意識を失う人もいるほどです。)

先月は、沿岸部の村のみであった「暑さのために苗・作物が育たない」「カッサバの木やパパイヤの実も枯れてしまう」という報告が、内陸部の村からも聞こえています。
それでも、各村は最大限の努力をしており、パパイヤや葉物野菜を収穫しています。

「妊娠期に気をつけること」

月例母子保健教育活動、今月のテーマは「新生児への予防接種」「母乳」「妊娠期に気を付けること」でした。参加者は133人の妊婦含め306人。
インドネシアには、ジャムー(インドネシア漢方)とビジット(リンパマッサージ)による民間医療が今も根付いているため、「妊娠期は伝統的マッサージを避けること」「インドネシア漢方などの摂取を控えること」などの妊婦への情報が伝えられました。
インドネシア漢方とは、インドのハーブ療法と中国の漢方をミックスしたようなもので、民間療法から一歩進んだ治療薬へと研究開発が進められていますが、医療の現場では医薬品として利用されていないのが現状です。

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