PHJがHOPEパートナーとして支援している脳性まひのフロック君。
昨年の5月からドラマセラピーという治療を行っています。
ドラマセラピーとは、演劇的手法(ドラマゲーム、即興、ロールプレイ、物語作りなど)や、演劇的要素(昔話、神話、パペット、マスク、イメージなど)を意図的に用いることで、問題の整理や課題の達成を目指すもので、実践を基盤として欧米を中心に発展してきた体験的な心理療法です。
(写真の右側がフロック君。左側はフロック君の弟です。)
月例ミーティングで通っているRICD病院でドラマセラピーを毎日のように受けていました。
フロック君はその役になりきって演じることができるようで、ドラマセラピーを受けるようになって、
人から言われたことを素直に聞けるようになって、症状が改善している、
とご両親は言っているとのことです。
フロック君、ドラマセラピーをとても楽しんでいるようで、
そこが治療にも良いのかもしれませんね。
カテゴリー: 活動内容
PHJの活動内容
学校保健教育の授業を開始
学校保健では授業計画の骨子も固まり、教材もそろい、いよいよ授業開始。
授業を始める前に模擬授業を行い進行の練習を行いました。
実際の授業では教師が中心となって進行しながら、グループワークやロールプレイゲームでは
保健ボランティアや保健センタースタッフがサポートに入るなど、協力しながら
うまく進行している場面も見られました。
上の写真は、自分の衛生行動を見直し、できていないところはなぜかを話し合って紙に書いています。
上の写真は、先輩や友達からをドラッグをすすめられたら、どのように対処するかを言葉に出して言ってみよう(Noという、大人を呼ぶ等)というロールプレイです。
また小学校5、6年生を対象に性教育も行い、男性、女性の身体的な違いをはじめ、コンドームの使い方など具体的な避妊の方法などを教えました。子供たちもふざけたり、反発したりといった反応も見られず、きちんと教師の話を聞いていたとのこと。このあたりは日本の小学校よりも進んでいる、といった印象を受けました。
地域保健センターが完成し、竣工式が行われました。
移動検診車でHIVと性感染症の検査
スタツアメンバーが衛生教育と母子保健ボランティアの活動に参加!
看護師がトレーニングを受講
栄養改善教育の様子【動画】
2013年11月の栄養教育の様子を動画にてご紹介します。
下記の写真をクリックすると映像が見れます。
農村地のお母さんたちに栄養改善のアドバイスをする国立栄養センターのヴィドド氏
栄養改善メニューの試食
下記の文字をクリックすると動画が見れます。
助産師による栄養改善教育1
助産師による栄養改善教育2
子沢山が良いとされる地域で・・・
ティポー保健センターに救急搬送用トゥクトゥクが寄贈されました。
技術系高等専門学校でのピア教育視察
1月にPHJスタッフの中田が、タイの活動を視察しました。技術系の専門学校で実施しているHIV/AIDS予防のピア教育を見学。
大学生のピアエデュケーターがアイスブレイクで学生たちの関心を集めたり、制作した映像を利用して笑いをとったりと、場を和ませてから、HIV/AIDSや性に関する知識を学ぶといった流れで活動が行われていました。
初めてのピア教育だったにも関わらず、司会役の学生が自然なやりとりで笑いをとったり、大いに盛り上がったそうです。
タイ人が人前で話すことが上手、ということもあるとは思いますが、
HIV/AIDSのピア教育がこうしたコミュニケーション能力を培ったり、
発揮したりする場ともなることは注目すべき点でしょう。
上の写真は思春期の体の変化を描いて発表しているところ。