カンボジアでは支援地の村ごとに保健ボランティアが保健教育を行っています。
保健教育では、マラリア、デング熱、下痢症、衛生、結核、HIV/AIDS、妊婦健診、産後健診、家族計画、母乳哺育といった身近な10トピックについて教育を行い、村の人たちに病気や妊娠・出産に関する知識をつけてもらいます。

↑お母さんたちと一緒に村の子どもたちも真剣に話を聞いています!
10トピックすべての保健教育が終わったので、9月からは事前テストと比較して教育の成果を検証すべく、保健教育を受けたことがある村のお母さんたちを対象に事後テストを開始しました。
事後テストは 保健教育で学んだ10トピックから全部で20問が出題されました。


10月中旬にデータ集計を終えて分析した結果、事前テストと事後テストの平均正解率が51%から82%に大幅アップしていました。
投稿者: phj
ワールドハートデーに出展しました!
9月28日にナコーンピン病院で開催されたワールドハートデー(世界心臓デー)のイベントに
PHJタイ事務所もブースを出展しました。

今回のイベントのテーマは
“どこにでも誰にでも人生と健康な心臓の選択肢を与えよう(Power your life and healthy heart choices for everyone, everywhere)”。
タイ政府の各省や地元の団体も出展し、およそ150名が参加しました。

PHJタイ事務所は“ハートジグソーパズル/健康な心臓を(heart jigsaw puzzle/healthy heart)”というタイトルでブースを設置し、
心臓病のリスクに関する知識を与え、心臓病に関するパンフレットの配布を行いました。

HOPEパートナーの患者さんたちとfarewell party!
2016年9月16日、Chiang mai Hill 2000 hotelにて、PHJタイ事務所スタッフによりお別れパーティーが開催されました!サンサイ病院やラジャナガリン子ども発達支援センター(RICD)のスタッフ、HOPEパートナーの患者さんたちとそのご家族など、総勢60名近くが集まりました。

お別れ会は、PHJタイ事務所のジラナン所長によるオープニングスピーチで幕を開け、患者さんやご家族にPHJタイ事務所が閉じることとその理由が再度伝えられました。HOPEパートナーマネージャーであるエーさんからは、これまでの活動内容や活動による患者さんたちの状況の変化などもプレゼンテーションしました。

そして、ありがたいことにPHJタイ事務所が閉じた後もサンサイ病院とRICDの両病院が中心となって、患者さんたちへのサポートを継続していくことが約束されました。患者さんたちは今後もタイ政府の医療保険のもとで治療を受けることができ、さらにサンサイ病院とRICDのスタッフによる自宅訪問も行われることになっています。

最後には、PHJタイ事務所長よりすべての患者さんたちにプレゼントが贈られ、そののちみんなで昼食を食べました。
イベントは大盛り上がりとなり、参加者の心に残るような会となりました。PHJやドナーの皆様のサポートに感謝しています!

PHJスタッフブログ更新しました
第6回埼玉大学のスタディーツアーを実施しました
タイ事務所閉鎖に伴う挨拶まわり
10月のタイ事務所閉鎖にともないPHJ代表の廣見とタイ事業担当の蓮見がお世話になった医療機関や企業などへ挨拶をするため、タイ事務所のあるチェンマイを訪問しました。
下は先天性小児心臓病手術でお世話になったチェンマイ大学病院を訪問した時の様子。

小児心臓手術で大変お世話になったDr. Rekuan(中央) とDr. Yupada(その左)。
ナコピン病院では子宮頸がん/乳がん検診推進事業でご協力いただいたDr. Anchaleeさんにもご挨拶(左から二人目)。

そのほかにも領事館や支援企業へご挨拶し、最後はPHJタイ事務所の優秀なスタッフと晩餐会。
(左上から所長ジラナン、カイさん、ジョイさん、下にいって廣見代表、蓮見、エーさん)

下の写真の右が、いつも安全運転のブンさん。

明るく元気で優秀なスタッフがタイだけでなくPHJ全体を盛り上げてくれていたような気がします。
ありがとう!
地域の課題を話し合う助産師会議
地域保健センターで助産師と準助産師による会議を開き、出産に関わる地域の課題を話し合いました。
ポイントは「搬送」と「医療機関・人材」。
まず搬送の問題。
農村地にある自宅から医療施設へ移動して分娩する、それだけでも日本では想像できないほどの課題が待ち受けています。
まず車などの交通手段そのものを持っていない、あるいは交通費を出すお金がない。
また車に乗れたとしても舗装されていない土の道路は雨が降れば川のようになり、動けないこともあります。
医療機関側の問題としては救急体制も整備されていないため、農村地にすぐに医師や看護婦が駆けつけるといったことも
難しい状況です。
医療設備の不足といったハード面の問題はもちろん、医療従事者の労働条件があまりよくなく、人材の不足やサポート体制に欠如などがあげられました。

こうした会議から現地の課題をあぶり出すことで、その解決に向けて現地の人が主体的になって活動を進めていくことができます。
今後もこのような話し合いを他の地域でも開催する予定です。

【カンボジア】N連の署名式が開催されました。
スタッフブログ更新しました
3年目の最終会議
3年間のHIV/AIDS予防事業の最終会議が行われ、
海外事業部長の中田が出席しました。
支援対象となった専門学校を訪問し、
設置されたピア教育ルームの視察しました。
たとえば、ランナ商業専門高等学校(LCC)は、
広い教室をピア教育ルームにしています。
性教育とダンスの先生が二名も常駐しています。
先生がいるため、想像以上に活用して下さっているとのこと。
ピアエデュケーターに関しては自立して積極的になった、
とのことでした。

どの学校の生徒も山岳民族出身であったり、同性愛者であったりと多様なアイデンティティをもっています。
そうしたなかで正しいHIV予防の知識を持ち、問題にぶつかったときに気軽に相談できる環境の重要性を感じます。
また最終会議では各校のピアエデュケーターの代表が
1年間の活動報告をしました。
それぞれ堂々と発表し、またそれぞれ成果も
だしていました。
この事業をきっかけに学校の近くにある病院で青少年クリニックが開設されたなど
地域の自発的な取り組みにつながっています。
