災害・復興支援:アフガニスタン

災害概要

アフガニスタンの23年に及ぶ戦争によりアフガン4分の3が破壊されてしまいました。1000万個以上の地雷が埋設されており、アフガニスタン人口の約2%が地雷で負傷したといわれます。500万のアフガン人が、パキスタン(350万人)とイラン(150万人)へ難民として逃れ、更に、200万人が国内難民となりました。
 
 

支援概要

戦乱により、保健衛生上悲惨な現状がアフガンには生じています。例えば、母子保健状態は極端に悪化し、母子死亡率は世界で最悪の状態です。医療設備の破壊、荒廃だけでなく、医療における人的スタッフの激減、医薬品の不足など、近代医療の恩恵に浴することが出来ない状態が、一層アフガンの人々の生命を脅かしています。支援概要アフガン母子支援のJIFFメディカルセンターに醵金:2003年5月、アフガニスタン、カブール市で現地調査をした結果、大手病院の要望はまだまだ病室、従業員宿舎など「箱物」ニーズが強く、医療教育や高度医療機器活用などPHJが専門とする分野では、意識環境ともに不十分の状態であった。
一方現地NPOの中には草の根活動で、自家出産援助や生まれた幼児の発育助成に有効な活動をしているところが出始めているなどの実状もわかった。
これを踏まえ、PHJはカブールで母子診療所「JIFFメディカルセンター」を開いている「日本国際親善厚生財団」(JIFF, 多田正毅理事長)を通じてアフガン幼児の栄養補給に協力することとし募金活動を行った。
JIFFは茨城県結城市の私立城西病院内にある日本のNPOで1988年以来アフガンの医療支援を続けてきた。多田理事長以下日本人医療スタッフに加え、アフガニスタン人の医師3名および医務局員1名もパキスタン内の難民診療所と日本を往復し多くの難民を救っている。昨年9月、カブール市郊外に念願の診療所を開いた。

今回、PHJは個人会員や法人協賛会員などのサポーターに「一人一袋を」の合言葉で呼びかけ、JIFFが栄養不良児に配布している「栄養補給食袋」約4000人分に相当する資金400万円を集めて贈呈した。
この袋には、ミルク、砂糖など6点、合計約5kgがセットで入っているが、近隣調達方式のため最低コストである。袋にはアフガン国旗と日の丸が美しく印刷されている。


 


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