カンボジア 活動レポート

2017年10月26日

保健センターで出産したお母さんの声

保健センターでの健診や出産を啓蒙するキャンペーン行っており、保健センターでの妊婦健診や出産、産後検診をした女性に奨励グッズを提供しています。実際に保健センターで出産した2人のお母さんの声をご紹介します。

Srey Ounさん(26歳)
「すでに子どもが2人いて、3人目を8月18日にオームルー保健センターで産みました。同じ村に伝統的産婆もいますが、すでに高齢で、毎日寺に通って修行しているため、分娩介助はしていません。また、出産で不測の事態にあった時、伝統的産婆は対応できないと思い保健センターで産むことにしました。また今はギフトセットがもらえることも魅力でした。
分娩前には、助産師はきちんと血圧を測ったり、器具を使って体調を調べてくれましたし、産後もきちんとケアしてくれました。妊娠中の食事や、休息をとること、重い荷物を持たないことなどいろいろなアドバイスをくれました。産後に具合が悪くなったらすぐに保健センターに来るように言ってくれて、助産師は非常に頼りになると思いました。
保健センターは清潔で、サービスも安いです。産後に鉄剤をくれました。助産師さんもいい人たちなので、今後も保健センターで産みたいと思いました。」

Lang Dinさん(36歳)
「私は子どもが4人いて、9月10日に7年ぶりに5人目の子供となる赤ちゃんを産みました。4人の子どもは全員自宅で産みましたが、今回はオームルー保健センターで産みました。
村は保健センターから12キロ離れていますが、病院などの他の施設はもっと遠く、保健センターが一番近くて衛生的で安全な分娩サービスを提供しているところです。また、プライベートクリニックよりも安く分娩サービスを受けることができます。今では伝統的産婆よりも助産師を信頼しています。また、保健センターではサービスを受けるとギフトセットをもらえるため保健センターを選びました。」
 
保健センターで出産した理由が、2人とも万一の際にきちんと対応できるため、ということを言っていて、きちんと保健教育で伝えていることが認識されていることがわかりました。奨励グッズは一つのきっかけにすぎませんが、ここなら安心・安全だとお母さんに気づきを与えられる良い機会だと思います。
この奨励グッズキャンペーンを通してカンボジアの安全なお産を応援してください。関心のある方はこちらへ。


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