カンボジア 活動レポート

2026年3月24日

未来の命を守る「お産準備キット」をお届けしました!

私たちが活動しているシェムリアップ州のソトニクム保健行政区では、妊婦さんが自宅で出産したり、
十分な健診を受けられないまま出産当日を迎えたりするという課題があり、
妊婦と新生児の安全な出産環境の整備を通じて、母子の命と健康を守ることを目的として活動をすすめてきました。
そんな中、2025年度は「連合・愛のカンパ」からの温かいご支援をいただき、
妊婦健診の受診率が特に低い3つの地域で「お産準備キット」を配布する活動を行いました。

健診を無事に終え、笑顔でキットを受け取るお母さん

●健診4回、それは「安心」へのステップ
このプロジェクトでは、母子の健康を守るために大切な「4回の妊婦健診」をすべて受けた女性へ、お祝いと応援の気持ちを込めて「お産準備キット」をプレゼントします。
ただし、このキットは永遠にプレゼントしつづけることが目的ではなく、あくまでも、今回の事業期間における「健診受診のきっかけ」をつくるための、一時的な取り組みです。
まずは一人でも多くの妊婦さんに保健センターへ足を運んでもらい、「健診で安心できた」「異常を早く見つけてもらえた」
「安全な出産につながった」といった前向きな体験を得ていただくことが目的です。
さらに、出産を終えた女性がその経験を周囲に語っていくことで、次の妊婦さんたちが自然と妊婦健診に足を運ぶ、
そんな循環をつくり出すことを目指しています。

【キットの中身】
石けん
大小のタオル
赤ちゃん用の可愛いキャップ
おくるみ

これらはすべて、現地のニーズに合わせて選んだものです。
例えば、石けんで手や体を清潔に保つことは、産後の感染症を防ぐためにとても重要です。
また、柔らかいタオルやおくるみは、生まれたばかりの赤ちゃんを温かく包み込みます。

●嬉しい変化が見えてきました
「キットをもらえるから、頑張って保健センターに行ってみようかな」
そんなきっかけ作りから始まったこの活動ですが、嬉しい成果が出ています。
対象地域の一つであるコンポンクレン保健センターでは、4回の健診をしっかり受ける妊婦さんの割合が、前年の51.8%から74.1%へと大きくアップしました!
単に物を配るだけでなく、「保健センターに行けば、助産師さんに相談できて安心」「清潔なお産ができる」という意識が地域のお母さんたちの間に広まりつつあります。

 

【本活動は「連合・愛のカンパ」より助成をいただき実施しました。】


TOP