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マスクや防護服等の医療物資を郡保健局へ寄贈(5回目)

2020 年 10 ⽉ 5 ⽇に、タッコン郡保健局とレウェイ郡保健局へ医療物資を寄贈しました。3月23日に国内で最初の感染者が確認されて以来、今回は5回目の緊急支援となります。

世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ミャンマーでは8月末から新型コロナウイルス感染者が急増し、現在は毎日1,000人前後の新規感染者が報告されています。感染拡大を防ぐため国内移動が制限され、現地の医療者は隔離施設や入場ゲートでの検温等の対応を強化し、地域の人々を感染症から守るために奮闘しています。

3月末にミャンマー国内の感染者が確認されてから、PHJは、郡保健局や地域で活躍する医療保健ボランティアに対してマスクや消毒ジェル等の医療物資を支援してきました。
しかし、感感染拡大が収まらず、急速な感染者の増加とともに死者数も増加している現状を受け、タッコン郡保健局とレウェイ郡保健局へ新たにマスクや防護服等の医療物資を寄贈しました(総額約11万円)。

■寄贈品一覧
防護服 56 枚
マスク 50 枚×188 箱
医療⽤⼿袋 100 枚×20 箱
エプロン 100 枚×10 箱
医療⽤キャップ 100 枚×7 箱
⼿指消毒剤 500ml×9箱
サージカルガウン 65 枚

ミャンマーでは以前より医療従事者の不足が課題となっており、日本の医師が人口1万人あたり約24人であるのに対し、ミャンマーの医師は約9人(WHO保健統計2019)と、必要な治療を十分に提供することが難しい状況があります。このような状況の中、感染の拡大を防ぎ、地域住民を守るために奮闘する医療従事者とともに、ミャンマーの人々が安全な生活を送ることができるよう、一日も早い事態の収束を願って、支援しています。

『誰も置き去りにしない』ために、人々が大変な時こそ、私たちはどうあるべきか、何ができるかを常に考え、関係者と連携しながら、人々に寄り添い、丁寧にサポートしていきたいと考えています。