©Toshihiro Kubo

カンボジア 助産師育成トレーニング

(期間:2006~ 対象地域:プレイベン州、コンポントム州)

助産師トレーニングは、保健センターの助産師を対象に、病院での1ヶ月に及ぶ助産トレーニングを中心に据えた実践的なものであり、適切な母子保健サービス、特に分娩介助サービスができるようになることを目指しています。PHJが活動するコンポントム州と近隣州複数でニーズ調査を実施し、先ずは、プレイベン州でトライアル(2006年5月)としてトレーニングを開始しました。このトライアルトレーニングが州保健局より評価され、州保健局よりトレーニング継続の要請を受け、2012年7月までにトライアルを含め16回トレーニングを実施し、32名の助産師の卒後トレーニングを実施しました。トレーニング後に助産師は腕を上げ、助産数も確実に増え、地元での信頼を得るようになりました。
こうした実績がコンポントム州でも認められ、コンポントム州でも助産師トレーニングを実施しまいた。

活動レポート

2012/07/17
助産師トレーニング修了式が開かれました詳細はこちら

活動内容

トレーニングの内容
保健センター助産師の技術力向上のために、1.病院での一ヶ月のトレーニング、2.フォローアップトレーニングを実施しています。病院でのトレーングは、病院の医師や助産師が講師役となり、講義と実習を行っています。1ヶ月の実践的トレーニングとその後のフォローアップを通し、受講生の知識、スキルともに向上が認められ、彼女たちの自信につながっています。
トレーニング終了後は
病院トレーニングで腕を上げ、所属する保健センターで助産サービスを提供しています。また、病院でのトレーニングとそのあとのフォローアップトレーニングを通し、病院の医師や助産師と保健センター助産師の信頼関係も育まれてきました。トレーニング終了後も教えを乞いに保健センター助産師が病院を訪ねたり、以前より明確な当事者意識をもって病院への患者の移送を行うようになりました。病院もトレーニングを修了した助産師から搬送された患者さんを責任をもって対応するなど、保健センターと病院のネットワーク改善強化にも役立っています。


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