支援事例:西川計測株式会社

インドネシア 深井戸プロジェクトの支援(2008-2010)

西川計測(株)は創業75周年記念事業として、インドネシア、バンタン州セラン県において、ピープルズ・ホープ・ジャパンが行っている地域保健医療強化事業を支援しました。事業の目的である妊産婦・乳幼児の高い死亡率および栄養不足の改善には、「きれいな水、安心な水」の確保が不可欠です。「水問題の改善なくして成功なし」とのPHJの考えに賛同し、水問題改善モデルケースとしてチャレナン診療所の医療用水の確保を支援しました。
水源としては河川の表層水は使用に耐えないので、電動ポンプによる「深井戸」こそ、最も費用対効果が高いと判断。深井戸の実現にあたっては水質・地質に適合した信頼性の高い資機材と、電力に余裕がないためソーラーパネルの採用も必要でした。
そして2008年1月はじめに掘削を開始し、深度約90mのところで待望の水がでました。配管と環境整備を行った後、水質検査で安全確認と、井戸利用管理者に管理・衛生教育を実施し、運用をスタート。「きれいな水、安心な水」の確保に成功しました。それから2年たった現在でも深井戸の運用は安定しています。診療所では、夜間の出産介助時に安全な水が確保できたので非常にありがたいとの感謝の言葉がでています。地域住民もきらきら光るきれいな水を手にし、笑顔がこぼれています。
西川計測では、2009年から2010年にかけて同地域のポンタンレゴン村保健センターの井戸掘削も支援しました。


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