ベトナム HIV/AIDS予防教育

*

活動地

*

ベトナム南部のホーチミン市

経緯

*
UMP-PHJ協力合意

ベトナムはタイに続いてHIV感染者が多く、なかでもホーチミン市では増加傾向にあります。PHJがタイで10年間実施している「AIDS予防ピアー教育」をホーチミン市の国立医科薬科大学(UMP)が興味を持ち2007年に学生2人をタイでの教育に参加させたのがきっかけでした。この学生たちのUMPへの報告がもとになって、2008年にUMP-PHJで協力合意しました。責任者は大学副学長のDr. Tuanで、彼の元に教授陣や学生代表を含む組織が作られ、PHJ側はタイと日本が協力することになりました。

プログラムの実施

ベトナムHIV活動22009年からプログラムを開始し、第一回ピアー教育ワークショップを7月にUMPで実施しました。30人の学生が参加しました。初めてのワークショップを通じて「UMPは医学大学だけあって学生たちは非常に優秀でAIDS知識はかなり高い。この資質を生かせば、ホーチミン市で十分な予防効果を発揮できる」と分かりました。


ベトナムHIV活動3 続いて12月に第2回のピア教育を行い40名が参加しました。



ベトナムHIV活動4 2010年1月に日本担当者とタイ責任者がUMPを再度訪問し、ワークショップに参加すると同時に、今後の方針を Dr. Tuanを含むUMP関係者と協議しました。第3回目のワークショップには80名が参加し、担当教授と以前にタイでピアー教育を受けた2人の先輩(5年生と6年生)が中心となって、座学だけでなく実習やゲームを取り入れた楽しいタイ方式のピアー教育を実施しました。ピアーリーダー養成講座は「知識教育」と「リーダーシップ教育」で構成されています。UMP学生は知識は豊富ですが、リーダー養成に不可欠の「リーダーシップ教育」を強化する必要があることがわかりました。


プログラムの終了

1月の協議で4月に「ピアーリーダー養成教育」と「そのリーダーが仲間・後輩に伝えるピアー教育」実施することを決め、200名の学生が「知識・技術」の1泊研修をうけました。今後はUMPがピア教育を実施することでPHJタイのプログラムは終了いたしました。

用語の説明

ピアー教育 :
ここで使われるピアー(peer)とは「仲間」を意味し、同世代の間でメッセージを伝えていく教育法のことを指します。HIV/AIDSや恋愛、対人関係について話す時は、同年代の方がオープンに話しやすいという観点から生み出された教育法で、対等な立場で話し合いをすることにより、お互いに効果的な教育をしながら、仲間からサポートされていることを感じることができ、さらに悩みの解決につなげていくこともできます。
ホーチミン市ってどんなとこ? :
活気あるホーチミン市 ベトナム最大の都市で人口630万人(ベトナム全土は8800万人)、旧名はサイゴンで旧南ベトナムの首都でした。首都ハノイがベトナムの政治の中心なら、ホーチミン市は経済の中心であり、日本企業も450社が進出しています。町は発展途中で活気があり、電線工事中が目立ちます。都市には信号が殆どなく交通手段はバイクが中心のため、旅行者は道路横断に苦労することがあります。