インドネシア メディカルフォローアップ事業〜画像診断技術向上〜

活動地

 バリ州(首都ジャカルタから1,600km)東バリ地区のギアーニア県(州都デンパサールから車で1〜3時間)のギアーニア公立病院ほか。(バリってどんなとこ?

経緯

 PHJは、1997年からバリ州東地区の公立病院でメディカルフォローアップ事業を実施しています。 故障したまま放置されていた医療機器を整備し、病院・患者さんにも大変喜ばれています。
 特に不足している超音波診断装置やX線CTなどの画像診断装置は、メーカで整備済みの優良な中古超音波診断装置(計12セット)を、また2005年には日本NGO支援無償(リサイクル草の根)資金により、ギアーニア病院にも優良な中古CT(1セット)も寄贈しました。また、画像診断装置による病気診断技術を向上させるために、現地専門医師や日本の専門医師・技師を派遣するなどの技術指導教育研修を毎年定期的に実施しています。

活動内容

 1997年から1999年にかけては、サングラ病院、ワンガヤ病院、タバナン病院でメディカルフォローアップ事業を実施しました。サングラ病院の救急部門はJICAによって建設されましたが、開院後設備の自己メンテナンスが不十分で医療機器は故障したままで診断・治療に支障をきたすほどでした。 PHJは、日本の医療機器メーカーに協力を求めると共に病院の技師とも協力して、3年間で合計76セットの故障修理を行いました。
 2004年には、ギアーニア病院で救急車が不足し安全な患者搬送に支障が出ていましたので、救命救急設備を備えた優良な中古救急車を寄贈しました。 さらに2005年、ギアーニア病院のバリ東地区の中核病院構想に協力してX線CTを寄贈し、同時に日本の有力病院の協力を受けて技師を派遣し、画像診断技術(超音波を含む)を現地の医師・技師に教育しています。(毎年継続実施)

ギアーニア病院での画像診断技術のトレーニング
2011年1月 ギアーニア病院での画像診断技術のトレーニング

「日本NGO連携無償資金協力案件状況調査シート」参照(PDF)

プログラムのこれから

バリ州東地区ギアーニア県は、県保健局・病院共に医療改善意欲が高くPHJとの協業意欲も高い。中核病院であるギアーニア病院では乳がん診断等の新分野への展開を計画しています。

用語の説明

メディカルフォローアップ事業ってどんなこと?

 開発途上国の医療施設には、様々な理由によって設備が不足していたり、折角の医療機器が修理されずに故障したまま放置されている場合が多々あります。
 メディカルフォローアップ事業は、故障している機器を修理・調整し、不足している医療機器を寄贈し、機器の性能を最高に発揮するノウハウの伝授、医療スタッフや保守技術員の技術向上教育をお手伝いするプログラムです。