カンボジアの国情

近年は、世界遺産アンコールワットで知られ、観光や縫製業を中心に経済成長著しい国となっているカンボジアです。しかし、保健や教育の現状を示す統計では、東南アジア下位グループとなっています。これは、60年代から30年ほど打ち続いた内戦の傷跡が現在でも残っていることを示しています。特にポルポト政権下(1975-79)では、知識人を中心に推定150万人が殺され、人材の払底はもちろん、社会経済システムやモラルが崩壊しました。当時の虐殺を逃れたカンボジア人いしは45名のみだったとも言われ、現在でも医療従事者はその数と質が足りない状況となっています。
90年代に入り、パリ和平協定により内戦が終結し、国連カンボジア暫定機構(UNTAC)による総選挙を経て「カンボジア王国」として再出発し、ようやく平和と安定の時代が訪れました。復興から開発の時代に移り、経済成長著しいカンボジアとなりましたが、都市と農村の格差、貧富の格差といった社会の歪みが顕著になってきました。

首都: プノンペン
主要都市: シェムリアップ(アンコール遺跡のある都市)、バッタンボン
活動地: コンポントム州(バライ郡・サントック郡)、プレイヴェン州(ネアックルーン郡)
カンボジアの概要(2009年12月更新)
| 面積 | 18.1万平方キロ |
|---|---|
| 人口 | 1,339万人 |
| 1人当たり国民総所得(GNI) | 540米ドル |
| 人種 | クメール人94%、中国系3%、ベトナム系3% |
| 言語 | カンボジア語(=クメール語) |
| 宗教 | 仏教97%、イスラム教等3% |
| 平均寿命 | 59歳 |
| 出生率 | 3.2人 |
| 成人識字率(15歳以上) | 76% |
| 乳児死亡率 | 70/1,000人 |
| 5歳未満児死亡率 | 91/1,000人 |
| 麻疹(はしか)予防接種率 | 79% |
| 妊産婦死亡率 | 470/10万人 |
| 訓練を受けた人による 分娩介助の割合 |
44% |
| HIV感染率(15-49歳) | 0.8.% |
出典
カンボジア2008年人口センサス、ユニセフ( http://www.unicef.org/statistics/index_step1.php )











