運営委員の声
加勢川佐記子 | 山口珪紀
運営委員: 加勢川 佐記子
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.広報室 課長
企業の社会貢献とNPO
ルーマニアの産院へ洗濯機を寄贈しませんか?」―私がプロジェクトHOPEジャパン(PHJ)の名前を初めて知ったのは、2000年の秋にふと目にしたこんな新聞記事でした。
当時私は、アメリカン・エキスプレスの地域社会貢献プログラムの一環として、ヴァイオリニスト天満敦子さんによるチャリティー・コンサートの企画を進めているところでした。天満さんは、ルーマニア人ポルムベスクが作曲した「望郷のバラード」を日本で初めて演奏したことでも知られており、私はこの曲に因んで何かルーマニアへの支援が出来ないかと、寄付先の団体やプロジェクトを探していたところだったのです。
早速PHJ
へ問い合わせをして、当日会場ロビーで洗濯機購入のための寄付金を募る話がまとまりました。その上、美味しいルーマニア・ワインの仕入先までご紹介いただいて、募金をされたお客様にワインをサービスするという洒落た演出まで加わりました。
企業が社会貢献として国際協力のプログラムを実施する際に、このコンサートのようにNPOやNGOが間に立ってコーディネートしてくださると、相手国との距離がぐっと近くなります。特にPHJ の場合には、我々の支援が現地でどのように活用されているかを丁寧に写真やレポートで教えてくださるので、こちらとしても大変助かります。プログラムに協力してくれた社員一同に結果を報告することが出来て、また次の支援に繋がっていくからです。
2 年前、「アフガニスタンの子どもたちに栄養袋を贈ろう」というPHJ のキャンペーンを社内で呼びかけたときも、PHJのスタッフの方がわざわざ会社まで栄養袋の見本を届けてくださいました。現物というのはやはりインパクトがあります。社員たちは袋の中にあるミルク缶などを手にして、「これを待っている子どもたちがいるんだ」と、多少ながら現地の状況を肌で感じることが出来ました。
私たちがこの手を伸ばしてみれば、その先には助けを必要としている人たちがいる。そんな当たり前で大切な感覚を、PHJは私たちにおしえてくれているのだと思います。
HOPEニュース33号より
運営委員: 山口珪紀
GE 横河メディカルシステム最高技術顧問
ボランティア
ボランティア」ってなんだろうと思い国語辞書を引いてみると「自主的に社会事業などに参加し、無償の奉仕活動をする人」とある。ふむ、なるほど、なるほど、寄付だけではボランティアにならないのか。念のため百科事典も調べてみるとさすがに詳しく、同じような説明に加えて「概念としてある程度の自己犠牲を伴う」と書いてある。そうか、良い事をしていても「自己満足」でなく「自己犠牲」が必要か、なかなか難しいな。「自己」といえば、「自己責任」も最近話題になったな。責任のとりかたが自己でなければ他己というのかな、いやいや、そんな言葉は無いぞ。イラクの場合、民衆も、米軍も、自衛隊も、ゲリラも関係者はみな立場の違いはあっても命をかけた厳しい状況に無理やり立たされているんだ。自主的で、無償の奉仕活動で、自己犠牲を伴っても、相当しっかりした理念を持って行かないと火事場見物に近いことになるかも。いや、そういうお前さんは何をしてるんだ。それに比べ、日本人の
若者が困っている被害者に手を貸そうといてもたってもいられないで、とにかく行動に走る、立派なことじゃないか。こまっちゃうな、問題が複雑で、気持ちよく結論が出せない。いつものように、政治家のリーダーシップ欠如のせいにでもするか。人類の悩みと理念の歴史を凝縮した宗教はどうしているんだ。特に日本の宗教は怠慢だぞ。
ボランティア活動に参加したい、人間性にあふれた有意義な生き方をしたいと望む人はたくさんいます。それを現実の葛藤の中で理念を持ってプロフェッショナルにリードできるのはNPOであり、新しい形の宗教とも言えるのではないでしょうか。
日本有数のN P O として歩みつつあるプロジェクトHOPEジャパンが、さらに多くの人々を活動に巻き込み、人類の安らぎに貢献することを祈念します。
HOPEニュース29号より
運営委員: 加勢川 佐記子
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.広報室 課長
企業の社会貢献とNPO
ルーマニアの産院へ洗濯機を寄贈しませんか?」―私がプロジェクトHOPEジャパン(PHJ)の名前を初めて知ったのは、2000年の秋にふと目にしたこんな新聞記事でした。
当時私は、アメリカン・エキスプレスの地域社会貢献プログラムの一環として、ヴァイオリニスト天満敦子さんによるチャリティー・コンサートの企画を進めているところでした。天満さんは、ルーマニア人ポルムベスクが作曲した「望郷のバラード」を日本で初めて演奏したことでも知られており、私はこの曲に因んで何かルーマニアへの支援が出来ないかと、寄付先の団体やプロジェクトを探していたところだったのです。
早速PHJ
へ問い合わせをして、当日会場ロビーで洗濯機購入のための寄付金を募る話がまとまりました。その上、美味しいルーマニア・ワインの仕入先までご紹介いただいて、募金をされたお客様にワインをサービスするという洒落た演出まで加わりました。
企業が社会貢献として国際協力のプログラムを実施する際に、このコンサートのようにNPOやNGOが間に立ってコーディネートしてくださると、相手国との距離がぐっと近くなります。特にPHJ の場合には、我々の支援が現地でどのように活用されているかを丁寧に写真やレポートで教えてくださるので、こちらとしても大変助かります。プログラムに協力してくれた社員一同に結果を報告することが出来て、また次の支援に繋がっていくからです。
2 年前、「アフガニスタンの子どもたちに栄養袋を贈ろう」というPHJ のキャンペーンを社内で呼びかけたときも、PHJのスタッフの方がわざわざ会社まで栄養袋の見本を届けてくださいました。現物というのはやはりインパクトがあります。社員たちは袋の中にあるミルク缶などを手にして、「これを待っている子どもたちがいるんだ」と、多少ながら現地の状況を肌で感じることが出来ました。
私たちがこの手を伸ばしてみれば、その先には助けを必要としている人たちがいる。そんな当たり前で大切な感覚を、PHJは私たちにおしえてくれているのだと思います。
HOPEニュース33号より
運営委員: 山口珪紀
GE 横河メディカルシステム最高技術顧問
ボランティア
ボランティア」ってなんだろうと思い国語辞書を引いてみると「自主的に社会事業などに参加し、無償の奉仕活動をする人」とある。ふむ、なるほど、なるほど、寄付だけではボランティアにならないのか。念のため百科事典も調べてみるとさすがに詳しく、同じような説明に加えて「概念としてある程度の自己犠牲を伴う」と書いてある。そうか、良い事をしていても「自己満足」でなく「自己犠牲」が必要か、なかなか難しいな。「自己」といえば、「自己責任」も最近話題になったな。責任のとりかたが自己でなければ他己というのかな、いやいや、そんな言葉は無いぞ。イラクの場合、民衆も、米軍も、自衛隊も、ゲリラも関係者はみな立場の違いはあっても命をかけた厳しい状況に無理やり立たされているんだ。自主的で、無償の奉仕活動で、自己犠牲を伴っても、相当しっかりした理念を持って行かないと火事場見物に近いことになるかも。いや、そういうお前さんは何をしてるんだ。それに比べ、日本人の若者が困っている被害者に手を貸そうといてもたってもいられないで、とにかく行動に走る、立派なことじゃないか。こまっちゃうな、問題が複雑で、気持ちよく結論が出せない。いつものように、政治家のリーダーシップ欠如のせいにでもするか。人類の悩みと理念の歴史を凝縮した宗教はどうしているんだ。特に日本の宗教は怠慢だぞ。
ボランティア活動に参加したい、人間性にあふれた有意義な生き方をしたいと望む人はたくさんいます。それを現実の葛藤の中で理念を持ってプロフェッショナルにリードできるのはNPOであり、新しい形の宗教とも言えるのではないでしょうか。
日本有数のN P O として歩みつつあるプロジェクトHOPEジャパンが、さらに多くの人々を活動に巻き込み、人類の安らぎに貢献することを祈念します。
HOPEニュース29号より
